男の超・料理教室 混ぜない ぬか漬けの作り方 レシピ
ぬか漬け(ぬかみそ漬け)はおいしいし
ビタミン類も豊富なのですが、
毎日混ぜないといけないのが玉に傷、
混ぜなくてよいぬか漬けの方法の紹介です。
めんどくさがり屋にうってつけの方法です。
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この方法は、学生さんにもお勧め。
女性なら、未来の旦那さんに喜ばれること必定。
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■□■ 用意するもの
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材料
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● 米ぬか
お米屋さんに行けば
ほとんどただで入手できると思います。
玄米を買って、コイン精米機で精米すれば、
糠(ぬか)はただです、
最近スーパーや道路端に無人店舗で出ています。
糠味噌用糠(ぬかみそようぬか)として
「ぬか漬けの素」などの名前で塩や乳酸菌、
調味料も入っている糠もスーパーで販売されています。
● 塩
● 鷹の爪
● 野菜のくず
● 鉄の釘
しっかり洗って、できれば酢に漬けて錆びさせる。
砂鉄があれば理想。
無くても良いです。
ナスを漬けたときに色合いが美しくなります。
タッパーウェアが良いと思います。
できればふたに密閉用のパッキンが付いたものが良いです。
大きさは、
横幅 キュウリの長さ+3㎝⇒24㎝、
縦幅18㎝、
高さ、ナスの直径+3㎝⇒9cm
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● フライパン
● 木のしゃもじか、耐熱プラスチックの返しコテ
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--☆:*・°★°・*:☆--
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■□■ 手順
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フライパンにぬかを取ります。
量は密閉容器すり切れ。
少し多めにとって、残りは追加用に使います。
しゃもじでしっかり混ぜながら
中火で焦げ付くちょっと前まで煎ります。
香ばしいにおいが漂います。
煙が出たらすぐに火を止めます。
● 水を加えて練る
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ぬか床を作る
冷ましてタッパーウェアに移します。
塩を重量比で4パーセント加えて混ぜます。
(通常の漬物は3%です)
(市販の「ぬか漬けの素」ならここまでは省略です)
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ぬかと重量で同量の水を加えて練ります。
多すぎると取り返しが付きませんから
少しずつぬかと混ぜながら加えます。
陶芸の粘土よりも固く、
すこしボロボロ感があるくらいが良いです。
● 鷹の爪を2つ(好みで加減)入れます。
● 釘を入れます。
● 捨て野菜を漬け込みます。
キャベツや、ニンジン、ナス、大根などの
食べない部分の切れ端を漬け込みます。
乳酸菌を植えるためです。
終わったらきれいにならして、
容器の縁に着いたぬかをティッシュペーパーで
しっかりとぬぐいとってふたをします。
常温冷暗所に夏なら数日間置けばできあがりです。
ただし、この時のみ、毎日混ぜます。
● 味を記憶
この時の味を覚えておくことが大切です。
特に塩加減を覚えておきましょう。
基本的には漬物の少し辛い味のはずです。
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● 本番の野菜を漬け込み
野菜くずを取り出して捨て、
本番の野菜を漬け込みます。
最初はキュウリが良いと思います。
慣れたら色々な野菜を。
私は出しこぶの漬けたのが大好きです。
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■□■ 保存
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冷蔵庫で保存
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野菜室にスペースがあればそこに、
なければ一番温度の高いと思われる場所に入れます。
キュウリなら1~2日で、ナスは3~4日で漬かります。
ナスは塩もみして漬けると色が美しいです。
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日常の保守
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基本的に放置です。
混ぜるのは、漬ける時と取り出すときだけです。
ただし、
2週間以上漬けない時は
混ぜてあげる方が良いかもしれません。
私は3週間忘れていたことがありましたが、大丈夫でした。
何度も漬けるとだんだん水気が多くなりますが、
発酵熱で水が蒸発してふたの裏側に水滴が付きますので、
そっと、そ~っと、ふたを外して水を捨てます。
この操作で十分水分量の調整ができると思います。
どうしても水気が多くなったら、
煎ったぬかの残りを加えます。
干したシイタケを加えるのも良いです。
もちろんですが漬かったら食べます。
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塩分が少なくなったら
だんだん塩分が少なくなって来ますので適宜加えます。
ぬかみその表面に白いかびが生えるのは正常です。
赤や黒のカビは危険信号、
少し多めに表面を削り取って捨て、
新しいぬかと塩を加えてよく混ぜます。
表面を平らにならして、
軽く手の平で叩いて中の空気を抜きます。
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■□■ 泉州の水ナス漬け
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これは本当においしいです。
周りにぬかみそが付いています。
これを捨てるのはもったいないです。
きれいに取って、我が家のぬか床に移します。
泉州の水ナス漬けの乳酸菌が
我が家のぬか床で増殖して
おいしいぬかみそ漬けができます。
泉州のキュウリ漬けが我が家でできます。
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--☆:*・°★°・*:☆--
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■□■ 漬けすぎ、漬かりすぎ
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1回分だけ漬けるのは面倒ですよね。
数日分まとめて漬けます。
最初は浅漬けで食べて、
だんだんと深漬けで食べます。
それでも余る時は取り出してカットして
小さなタッパーウェアに入れ冷蔵庫で保存します。
数日なら味は落ちません。
漬かりすぎて塩辛い時は、
水に20分くらい漬けて塩抜きをします。
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■□ 付録
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岡ワカメ
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これからどんどん伸びます。
日よけのすだれ代わりに植えている人もいます。
数日毎に収穫できます。
湯がくとワカメの食感です。
お浸しやサラダで食べます。
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ケイトウ(鶏頭)
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鶏のトサカからきているようです。
花言葉は粋がり、気取り屋(男)、個性
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サルビア
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シソ科の多年草でハーブ、鑑賞用、
別名セージ、
チェリーセージ(下)はパセリと並ぶハーブ。 (神戸布引ハーブ園にて)
http://bit.ly/2i6aDkB
ソーセージの香りづけに使われたていたことから
セージと呼ばれるように、
ちなみにセージの意味は賢人。
多品種で、これはサルビア・スプレンデンス。
別名スカーレットセージ。
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コメント
しげまるさま、
大変恐縮なお話、
ありがとうございます。
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ぬか漬けは
子供の頃は嫌いでしたが
今は食卓の友で~す。
投稿: 蘆荻(ろてき) | 2020年6月22日 (月) 19時03分
記事を拝読し、実家でぬか漬けをリクエストしたところ、食べ過ぎてたいへんでした(笑)。
子供のころは気にしていませんでしたが、年を取るとぬか漬けおいしいですね。
投稿: しげまる | 2020年6月22日 (月) 14時02分