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2011年6月 8日 (水)

鶴林寺時空の旅 梵鐘「黄鐘調」音の不思議

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鶴林寺の梵鐘の音は「黄鐘調」?

観世音寺の鐘の音は「平調」
妙心寺の梵鐘の音は「黄鐘調
ところが、

私には、、、、
「平調」、「黄鐘調」どちらの鐘の音も
ミ(E)にしか聞こえない。
摩訶不思議です。
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単なる音痴と言うことかな?
一度、妙なる梵鐘の音を聞いてみて下さいネ。
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祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
・・・・
『平家物語』冒頭部分。

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沙羅(ナツツバキ)とはどんな花なのか知りたくて
鶴林寺
兵庫県加古川市加古川町北在家424
を訪れたのは20年位前だったろうか?
可憐な透き通るような白い花びら。

.沙羅(ナツツバキ)
釈迦が入滅した時、
花を咲かせたと言われているが、
ぴったりの情景だった。

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鶴林寺境内に再び立つ、今日は2011/05/31、
開花期は6月中旬~7月初旬で、まだ、つぼみ。

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国宝の本堂にさわやかな風が渡り、
天井からつるされた提灯がゆっくりと揺れ、
数百年の過去に旅をしている気分。

須弥壇の宮殿(厨子)には5体の仏がおわしまして
日本最大の大きさ。
本堂の中にさらに建物がある感じ、
平泉の中尊寺金色堂を想起。
幹栄盛ご住職の説明で初めて気づいた。

鶴林寺三重の塔

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幹栄盛ご住職の御講話

( MP3サウンドプレイヤーが開かないときは
上の文字のリンクをクリックしてください。
Windows media player が開きます。)

「kouwa_hn_mp3sml2.mp3」をダウンロード

Hondou

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本堂の海老虹梁(えびこうりょう)
海老がはねた姿の梁が美しい。

海老虹梁(えびこうりょう)

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太子堂(国宝)の中の壁は900年の時を経て
すすで真っ黒だが、ここに壁画が描かれているらしい。
ご住職が赤外線カメラで撮影し発見
その後、蛍光X線で色も判明。

東京芸大大学院の協力で制作された

九品来迎図(復元図)が宝生院に展示されているが、
これも一見の価値あり。

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優美な鐘楼(重文)は斜めの格子が張りめぐらされ、鐘は外からは伺えない。
傾斜が60度もあろうかと思える階段を上ると高麗中期の青銅梵鐘が掲げられていた。

ご住職の撞く鐘の音は気品のある澄んだ音で、
通常聞くゴーンと言う音に比べて1オクターブ近く高く感じる。
諸行無常の響きというよりも極楽からの響き。


(*「黄鐘調」と言う音らしいですが、、。
下の写真をクリックすると、鐘の音を聞けます。
説明はその下の立て札写真の説明を参照ください)

鶴林寺の梵鐘

梵鐘の立て札
Bell_expln

.鐘楼解説の立て札

画面上でクリックすると拡大図が開きます。
開いた拡大図の外でクリックすると元に戻ります。

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播磨の地にこんなすばらしい文化財が有ったのかと
遅すぎる再認識。
沙羅が咲くころにまた、数百年の過去に旅をしに来よう。

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黄鐘調

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*「黄鐘調」(おうしきちょう)

音名[絶対的な音の高さ];A、
階名[相対的な音の高さ];イ短調の主音・ラ

下の図はAの音叉の波形、
図をクリックください。
[この記事の周波数を示す図で「図をクリックください。」
書いてある図は音(WAVEファイル)がリンクされています。]

きれいな波形ですネ~。
黄色縞模様の横線が周波数;440Hz(ヘルツ)を示しています。

音叉 音名A

「onsa1.mp3」をダウンロード

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● 観世音寺梵鐘の音 「平調」(ひょうじょう)

次図をクリック下さいませ。 (WAVEファイル)
主な音はE[ハ長調のミ]
揺らぎはF[ハ長調のファ]
鶴林寺のは、これに近いような??

Bell02sml

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実際に計ってみた。
撞いて6秒後、
かなり複雑な波形だ。
周波数は330Hz、なのでE[ハ長調のミ]ということになる。
納得。
(正確にはEは329.6276Hz)

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観世音寺梵鐘の音
  周波数図

「kane02wav.wav」をダウンロード

.「kane01wav6.wav」

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● 妙心寺の梵鐘の音 「黄鐘調

残念ながら割れてしまい、
今では撞かれることはありません。

録音の鐘の音もひび割れが感じられ
少し痛々しいですね。

次図をクリック下さいませ。(WAVEファイル)
機械による科学的な解析では主な音は
B[ハ長調のシ]と解説されています。
でも、私にはE[ハ長調のミ]にしか聞こえない。

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妙心寺の梵鐘の音

実際に計ってみた。
撞いて6秒後、比較的に安定したところで
周波数は130.5Hz、なのでC(ハ長調のド)ということになる。
(Cは正確には130.8128Hz)

鋳物よもやま話」には、妙心寺,永観堂,天王寺六時堂の鐘がこの黄鐘調で129Hz・ ・ ・、と書かれています。


ところがこの低い音に重なっている高い音は
250HzなのでBに近い。
釈然とはしないが、、、、少し納得。
(Bは正確には246.9417Hz)

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Bell03trm

Bell01trm2

「kane01wav.wav」をダウンロード

とにかく色々な周波数の音がからみあって作られていると言うのは良く分かります。


妙心寺梵鐘周波数図

鐘を撞いて1.2秒後、、上の図で見る限り、

黄色の縞模様の3本の横線が下から順次、
ハ長調の主和音;ド・ミ・ソを示している。

美しい音に聞こえるはずだ。
不思議です。

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● 鶴林寺の梵鐘の音 「黄鐘調」??

次図をクリック下さいませ。
とても澄みきったきれいな音色です。

鶴林寺の梵鐘の音

「bell02amp.mp3」をダウンロード

ICレコーダーの性格上、撞いた直後の音のレベルが低く録音されているようです。

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美しい波形ですネ~。
まるで音叉のようですネ。

Bell_trm

黄鐘調(おうしきちょう)と言われていますが、
実際に計って見ると、、、、。

周波数は330.0Hz(上図の黄色の縞模様)。
平調(ひょうじょう)の主音E[ハ長調のミ]。

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E(ミ)で鐘の音を作ってみた。

次図をクリック下さい。
前半が鶴林寺の梵鐘、
後ろは私が作った音。

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クリックすると鶴林寺の梵鐘に続いて、
私の作った鐘の音を聞くことができます。
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「bell03.mp3」をダウンロード

いかがでしょうか。
減衰のしかたが私の作った音の方が速いですが、
音色はかなり、似ていると思われませんか?

部分的には区別がつかない所もありませんか。

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鶴林寺の梵鐘の音を聞くには
除夜の鐘のときに並んで奉賛入場券を求めます。
拝観料: 大人一人 500円
限定108人

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ところが、ところが、

いずれにせよ、、私には、、、、
「平調」「黄鐘調」どちらの鐘の音もミにしか聞こえない。
馬の耳に念仏?、
ブタに小判。
皆さんも音楽ファイルを2つ同時に開けるのでしたら、
是非試して見てください。
5mほど離れて聞くと
同じ鐘が鳴っているように感じると思いますヨ~。
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周波数計測器の結果と人が聞いた音に高さに
差が有る、と言う現象は、専門家でも経験をするそう。

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不思議です。
頭が痛くなってきた。

周波数を計る機械も無い時代に
20分の1音以下の誤差で調律するなんて、。
もしも、もしも、1000年前の先人達が、
全ての梵鐘の音をE(ミ)に聞こえるように
調律して制作していたとしたら、
これはすごい、すごいことだと思います。
本当に、摩訶不思議です。
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観世音寺、妙心寺の鐘の音は
九州国立博物館掲載記事を
引用させていただいております。

http://www.kyuhaku.jp/index.html

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●  九品来迎図[くぼんらいごうず]

あの世からのお迎えの図(蛍光X線による復元図)

地獄行きが決まっていた男がかろうじて
極楽行きになるところを現わした図。
極楽からのお迎えにも「上の上」~「下の下」まで9種類有る。
お葬式の松竹梅みたいなものかな
九品来迎図[くぼんらいごうず]

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「上の上」は音楽付きらしい、
往生際に音楽が聞こえたら、
最上のお迎えが来たことになりますね。

九品来迎図[くぼんらいごうず]

火の車は地獄からのお迎え。
火の車の上には下の下(下品下生)のお迎えが。
お迎えの仏様はいなくて蓮台と日輪のみの、日輪来迎。
地獄行きが決まっていた男、この蓮台に乗ることに、、。

九品来迎図[くぼんらいごうず]

家内が
「うちは火の車、もっっと稼げ~」
と言うけれど、うちは、地獄と言うことか~?

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コメント

こんにちは!初めまして!
コメント書いてくださってありがとう!
レシピと鐘の音を聴きにまいりました!
この後、祇園精舎の鐘の声を聴いてみようかと^^
本当に暑い夏ですが紫蘇ジュースで乗り切りましょうね!また、伺わせていただきます!

投稿: もなみ | 2011年7月 8日 (金) 16時38分

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