ブドウの病害虫
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ブドウの病害虫
ブドウトラカミキリ、ブドウスカシバ、
ブドウスカシクロバ、スズメガ、
芋虫、コガネムシ、晩腐病、うどんこ病
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3年前に日除けを兼ねてベランダにブドウを植えました。
順調に生育、実が成ったのですが、、。
今年はとんでもなく色々な病害虫が発生。
●(1) 葉っぱが枯れる。
●(2) 枝が枯れる。
●(3) 実が成熟しない。
●(4) 葉っぱを食われる。
とひどい状況になりました。
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各項目は次のリンクをクリック下さいませ。
● スズメガ
● ブドウスカシクロバ
● コガネムシ
● ブドウスカシバ
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● 雨よけの「おおい」
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ブドウの栽培をしている友人から、
「屋根状に雨よけのおおいをした方が良い」
と教えてもらっていたのですが、、、。
容易なことではないので放置していました。
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今年になって、「おおい」の大切さが身にしみました。
下は「おおい」のない部分。
葉っぱが枯れてしまい、実も生育しません。
下はおおいのある部分。
10月になっても葉っぱが青々としています。
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● それから、袋がけも必須ですね。
袋がけしないものは、病気になったり、
虫に食われたりします。
袋は、専用の紙に防水加工をしたものが
ホームセンターにありますが、
雨のときに配達される、新聞を包んでいるビニール袋が
ちょうど良い大きさで、重宝です。
袋の底を少しだけ破って通風を良くします。
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下の写真は病気なのでしょうか。
それとも、30年ぶりの暑さにやられたのでしょうか。
枝についたまま、干しぶどうになってしまいました。
かじって見ましたが、カビ臭くて甘さは全くなく
とても食べられません。
下はかろうじて食べられるまで大きく成熟したもの。
下の写真の様にちゃんと食べられるまで
成ったのは1割ほどでした。
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巨峰とは名ばかりで小さい、でも、味は良かった。
さらに、さらに、
下も病気のせいだと思っています。
実が半分に割れています。
予防は発芽直前にベンレート散布が有効の様です。
散布をしだして、以後は発生しなくなりました。
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それから、
バラの病気(黒星病または黒点病)の
予防用に買ったサプロールが良く効くようです。
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他にも、
オーソサイド水和剤80は、
汎用性の高い基幹剤として
60年間にわたり使用され続けています。
多くの作物の広範囲の病害に安定した予防効果を示します。
病原菌の多作用点を阻害するため
薬剤耐性が発達するリスクが低く、
耐性菌対策としても有効です。
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● ブドウスカシバ
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成虫は蜂と区別が付かないほど似ています。
体長3cmくらい、胴に2本黄色の横縞があります。
5月上旬から羽化が始まります。
幼虫が枝の中で食い荒らし、
その部分の枝は褐色になってふくれます。
下の写真の白い虫が幼虫です。
ナイフで枝を切って針金を挿入し、
突き刺して駆除しました。
下の写真くらい切っても枝は枯れません。
今は、どの様な状況で潜んで居るのかが分かりましたので、
糞の排出口を錐で少しだけ大きくして、
針金をつっこんでで駆除しています。
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ブドウスカシバの脱け殻
枝から糞が排出されますので、
地面を見ると幼虫のいる所が分かります。
家庭園芸用スミチオン乳剤を
9月(収穫後)と春の発芽前に散布。
枝には刷毛で塗っています。
展着剤としてダインを1リットル当り数滴加えています。
展着剤は散布薬剤を虫や葉につきやすくします。
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ナイフで枝を切った傷跡は2か月位すると
樹脂が覆って修復されます。
しかし、切り過ぎると、そこから先の枝は
枯れてしまうこともあります。
糞を排出する穴を錐で少しだけ大きくして、
そこから針金を入れて突き刺して駆除しています。
針金の先をU字型に折り曲げるとうまく挿入できます。
これは、子供、体長2cm位になります。
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. ブドウトラカミキリ
ブドウトラカミキリは枝に侵入しても、
枝は膨らみませんし、糞は外に排出しないので
見つけるのは、枝が褐色に変色した部分を
頼りにするしかありません。
若いと枝が緑色ですので、分かりますが、
古い枝は分かりにくいです。
侵入した枝の部分から先が枯れてしまうこともあります。
葉っぱがしおれかけてきたら要注意です。
家庭園芸用スミチオン乳剤を
9月(収穫後)と春の発芽前に散布。
枝には刷毛で塗っています。
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葉っぱに白い斑点。
うどんこ病なのでしょうか。病名不明です。
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症状が出てあわてて薬剤を散布しました。
完全には防げませんでしたが
広がるのは阻止できました。
予防の時期が大切な様です。
発芽直前にベンレート水和剤と
石灰硫黄合剤の混合液散布が有効の様です。
ただし、
混用をさけるように
注意書きされたものもありますので、
希釈液どうしを混ぜ合わせるということと、
速やかに使い切るということだと思います。
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● スズメガ
スズメガは、ブドウの害虫No.2にも載っています。
ここをクリック下さいませ。
緑色のと褐色のがいます。
最初は緑色のが、
1日で褐色に変わったのかとびっくりました。
眼紋を腹部に持つのでビロードスズメガかも。
保護色で、なかなか、見つかりません。
3mm~5mmの俵状の黒い糞が地面に転がっていますので、
それを手がかりに捜します。
下の写真のどこにいるのか分かりますか?
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でかいのがいました。.
駆除には、オルトラン粒剤または、
オルトラン水和剤が有効のようです。
スズメガは、ブドウの害虫No.2にも載っています。
ここをクリック下さいませ。
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● コガネムシ
コガネムシが葉っぱを食べるようで、、、
手で駆除しています。
長さ5~8mm、黒くとがった細い糞が落ちていたら
たぶん、コガネムシがいます。
右の黒い点は蟻です。
地中の幼虫にはオルトランの顆粒が効果が有るそうです。
パラパラとまくだけで良いですから手軽です。
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● ブドウスカシクロバ?
フサムシはクモの巣状の糸を張るようなので違うと思います。
ブドウスカシクロバかな???
そうだとすると毛に毒が有るそう。
幼虫を見る限りはブドウスカシクロバだと思います。
葉っぱに点々と穴が空いて、、、、。
律儀にテリトリィを守って一枚の葉っぱに1匹、
葉っぱの裏側にいます。
大きいので体調1.5cm。
とにかく、手でつまんで殺しています。
茶色のもいました。
緑色のが変化するのでしょうか?
たぶん、下がブドウスカシクロバの成虫では?
撮影 2012年 5月24日 羽化したばかりの様子でした。
予防は、
家庭園芸用スミチオン乳剤を
9月(収穫後)と春の発芽前に散布。
枝には刷毛で塗っています。
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名前は不明です。
下のような蛾もいました。
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● 最後にゾウムシ(象虫)
実や葉をかじるらしいので、
見つけしだい駆除しています。
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2011年6月下旬。
去年とは大きく異なり、ブドウは順調に生育。
発芽前の予防が効いたようです。
でも、油断は禁物。
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